俺には姉がいた。と言っても、実は血はつながってないんだよ。俺が小学生の時に、シングルマザーだった母親が再婚したいわゆる連れ子だった。一回り年が違う姉ができたわけね。刺激的な出会いでしょ?
俺も子供だったから詳しい事情はよく分からなかったけど、姉には本当の弟のようにかわいがってもらったよ。お風呂に入れてもらったりもしたな。女性の体と言えば母親のだらんと弛んだ体しか知らなかったから、姉の上向きにぴんと立った乳首やキュッとしまったお尻がまぶしかったね。
ただ、新しい(と言うか俺にとっては初めての)父親は微妙だったな。母親には優しかったようだけど、姉には厳しかった。DVとは言わないまでも結構当たりがきつく感じられた。俺に関しても、母親のおまけ扱いでガン無視だったしね。
今から思えば、あの男は母親を肉便器にしていたんじゃないかな。性の知識がついたらいろいろと思い当たる節もあるんだよね。
それはさておき、俺が中学生の頃に母親は二度目の離婚をした。いろいろと耐え切れないこともあったのだろう。俺は母親の選択に逆らう気は全くなかった。
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ただ、俺は家を出る時に姉も一緒に連れていきたかった。しかし、もともと血のつながりのない姉である。俺には何もすることができなかった。別れの時の姉のうるんだ眼は今でも覚えている。
あれから10年が経った。俺は就職を果たし独立して、母親は母親で新しい男ができたようで毎日を楽しんでいるみたいだ。新しい道への歩みが始まり、かつて父や姉だった人との接点は断たれた・・・と思った。
「あの時ね、本当は私も連れて行ってほしかったんだよね」
刑務所の面会室で僕は姉と向き合っていた。姉の罪状は過失致死。父親を手にかけたのだ。
母親と言う肉便器を失ったあの男は、その対象を姉に向けた。父親の性暴力に逆らえなかった姉が初めて逆らった時、あの男は頭を打ってあっけなく死んだそうだ。
「私のことを覚えていてくれてありがとう。短い間だったけど弟ができて私はうれしかったんだよ。でも、今は赤の他人。私のことは早く忘れて自分の道を歩んでね」
そんなことはない。俺にとってはかけがえのない姉のままだ。ようやく肉便器の人生から解放された姉こそ、新しい道を歩むべきなのだ。
あの時果たせなかった僕の願い。今度こそ、僕が姉を新しい世界に連れ出す番だ。
ただまん
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